JFAリーグ春季大会4日目。

この日は何度も試合をしたことのあるグラウンド。地の利を生かして、勝ち点を稼ぎたいところです。

■予選ブロック6試合目

3-1

サイドを起点にやや攻め込まれますが、しつこく食らいつき、立ち上がりは無失点で時間を進めていました。

しかしながら、サイドから中央に流れたボールに相手がいち早く反応しシュート。

GKが伸ばした足に触れましたが、無情にもボールはゴールへ。一瞬のスキを突かれ、早い時間帯に先制点を許します。

一方攻撃はピッチコンディション、相手の寄せの早さなどいろいろ要素はあると思いますが、なかなかパスがつながらず。

CFがプレッシングからのボール奪取やドリブル突破から何度かチャンスを作りましたが、相手GKに阻まれるなどし得点には至りません。

前半は0-1で折り返し。

後半も戦況は変わらず、パスが回せない苦しい時間帯が続きます。

押し込まれていることもあり「守→攻」切り替え時の立ち位置が全体的に低く、ボールを奪ってもパスの出しどころがなく前進できない。という状況でしたね。

ボールに近い選手だけでなく、ボールから離れた選手も相手よりも早く立ち位置を取ることでパスコース(選択肢)を増やすことができますので、このあたりトレーニングや声掛けで意識付けできればと思います。

ディフェンスは的確なカバーや献身的なプレスバックにより、相手に追加点を与えず。

最大のピンチはGKの倒れこみながらのスーパーセーブで凌ぎ、反撃の機会を窺います。

後半残り5分あたり、同点・逆転を目指し、ポジションを変えて攻撃的にでます。

その矢先、まずはCMFからのパスを受けたCFが抜け出して、相手GKとの1対1を冷静に決めまずは同点!

さらにその直後、左サイドの選手が中央突破から冷静にゴール右隅に流し込み逆転ゴール!

さらにさらにDFからのGKとDFラインの間に落とす絶妙なパスをCFがGKより先に触り追加点!

怒涛の3連続ゴールで鮮やかな逆転勝利!

Kコーチの采配ズバリですね!その期待に応えた選手たちも素晴らしい!

後半途中まで本当に苦しい試合でしたが、このような苦しい試合を逆転勝ちできたのは試合結果のみならず、選手たちの経験値としても非常に大きく、また自信にもなったかと思います。

勝って兜の緒を締めよ。

試合後、時間を大切にすること(ハーフタイム、試合後の過ごし方。「情報共有」「休息」「コーチの話を聞く」)、オフザボール時の準備、など各コーチからアドバイスを受け、次の試合へ。

■予選ブロック7試合目

1-1

スタートは3-3-1で臨みます。

序盤から、1列目と2列目の距離感が遠く、CFにボールが入ってもなかなかフォローできず、単発攻撃が続きます。

相手が2-4-1だったこともあり、CMFは相手2枚を1人で見たり、相手サイドハーフを2人で見るなど、どうも噛み合わせが悪かったです。

今後も2-4-1の相手と対戦することもありますので、チーム全体として立ち位置を考える必要がありますね。

前半の終盤、相手がアバウトに蹴ったボールがPA内へ。

通常であればなんなくGKがキャッチできるボールでしたが、バウンド時、グラウンドへの当たりどころが悪くGKの頭上を越えてまさかのゴール。

あの跳ね方は神様がドラゴンズに与えた試練であるとしか考えられません。

選手たちから「仕方ない」「まだ時間がある」「GKのポジションをもう少し下げよう」など自発的な声掛けがありました。

頼もしい限りです。

後半、システムを2-4-1に変更し、GK含めてメンバーを入れ替え攻撃的な布陣で臨みます。

押し込む時間が続きますが、相手GKやDFの踏ん張りやシュートミスにより、なかなか得点を奪うことができません。

CKも後半だけで5,6本あったでしょうか。いいボールをゴール前に送り込んでいましたが、ことごとく相手に跳ね返されます。

そろそろ神様を恨もうとしていた残り2分ごろ、予選ブロック1試合目で見せた形と同様、CKから美しいヘディングシュートで同点!

その後も逆転を目指し、暑い中選手たちは最後まで走り切りましたが、1-1で終了。

グラウンドの難しさと暑さも相まって、本来選手たちが持っている能力を存分に発揮したとは言い難い2試合でしたが、

ネバーギブアップの精神で勝ち点4を掴み取ったことは本当に素晴らしく、選手を称えたいと思います。

リーグもいよいよラスト2試合。自力での決勝トーナメント進出の可能性を残しています。

合間で行われる区大会で弾みをつけて、5/15の決戦。この緊張感のある時を楽しみつつ、悔いのないように全力で戦い抜いてほしいと思います。

引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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