横浜国際チビッ子サッカー大会U-10の部(3日目最終日)が行われました。

vs横浜SCつばささん
0-3
朝8時キックオフのため、夜明け前に長津田を出発。
前回の反省(?)を活かし、今回は朝食の時間、車酔い対策はバッチリ!

移動疲れはあったと思いますが、まずまずのコンディションで試合に臨むことができました。

立ち上がりは互角。
前半中盤、相手のミドルシュートをキーパーがなんとか弾いてコーナーキックに。
「よく止めた!」
と喜んでいたところに一瞬のスキがありました。
相手チームの素早いリスタート(ショートコーナー)からゴールを決められてしまいました。
子供たちだけでなく、私にとってもよいレッスンになりましたね。試合中は常に集中です!

vs鶴見東FCさん
0-3
相手チームに強力なフォワードがいることを事前にキャッチし、子供たちに伝えたところ、
「私にお任せください!」
「僕が守ります!」
とアピールしてくれました。頼もしい限りですね。

前半はその2選手にセンターバックをお願いした結果、有言実行、しっかりと対応してくれました。
失点のボレーシュートは相手選手にアッパレです。

後半は選手とポジションを入れ替えて同点・逆転をめざすも、中盤でボールを奪われ、カウンターから2失点。

子供たちは「ネバーギブアップ」の精神で試合終了までしっかり戦い抜きました。

今大会6試合を通じて、絶対に敵わないというチームはいなかったと思います。しかしながら、結果として1勝に終わりました。

勝負事ですので負けることもあります。
ですが、やるからにはやはり勝ちたい!

勝利を求めなが自立した選手を育てる。
そのヒントを元日本代表監督の岡田武史氏があるテレビ番組で教えてくれました。

そのヒントとはスペイン式選手育成方法。スペインでは16歳まで選手を型にはめて、その後は自由にさせる。そのことにより、自立した選手の育成を図っているそうです。

型にはめるといってもガッチガチに戦術にはめるのではなく、原理原則を定義してそれに則るというもの。
つまり、試合の状況は目まぐるしく変わる中、各状況や位置を鑑みた選択肢や優先度を言語化・具体化し、チーム内で共通認識を持つといったところでしょうか。

例えば、「サポート」という言葉。私もよく使いますが、味方が囲まれているときと前を向いてルックアップできているときのサポートの仕方は異なります。
位置によっても変わりますね。自陣はよりセーフティーに、相手陣であればある程度リスクを冒したサポートでも構いません。

「サポート」という言葉一つとっても、まだまだ共通認識が図れていないのかもしれませんね。

ちなみに、日本にも「守破離」というスペイン式選手育成方法と同様の考えがあるそうです。芸術・武道の世界における修行の段階を表した言葉とのこと。

「守」:師や流派の教え、型、技を忠実に守り確実に身につける段階
「破」:他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階
「離」:独自の新しいものを生み出し確立させる段階

私自身、子供たちを自由にプレーさせることを優先し、その中で子供たちが自分で考えながらプレーすることが望ましいとこれまでは考えていました。

しかしながら、身体的な成長とともに個で勝つことが難しくなってきている今、スペインの育成方法や守破離の考え方を参考にしてもよいのかなと改めて考え直しています。

サッカーとして、チームとしての型を作り、それを植え付けてあげると、迷いも減り、シンプルにプレーできるシーンが増えるかもしれません。

みんなサッカーが大好き。この気持ちを引き続き根底に保持したうえで、準備・判断・技術の部分を少しでも底上げし、2週間後に迫った区大会に臨みたいと思います。

親御様におかれましては、早朝からのご引率ありがとうございます。
引き続き子供たちのサポートをお願いいたします。

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