U12の活動も残すところあと3ヶ月を切りました。
残る公式戦は年明けの神奈川県大会、2月の緑区長杯のみとなりました。
選手が今まで培ってきたものを披露できる場が少なくなってきましたが、本日は山田若竹SCさん主催のクリスマスカップにご招待いただき参戦して参りました。このようなクラブ主催のカップ戦にご招待いただけることは大変光栄で、感謝しかありません。

昨日の冬季緑区大会を3位という好成績で終えたU12の選手たち、その経験がどう彼らに影響を与えたかをコーチ陣は楽しみにしながら見守ります。
本日は6年生8名と5年生3名の11名で大会に臨みました。

5チーム総当りのリーグ戦、トーナメントと丸一日ガチンコ試合が経験できるのはありがたいことです。
20分1本のリーグ戦、地元で切磋琢磨しあっているライバルチームとの初戦でしたが、昨日そこそこ機能していた守備ブロックを固めて攻撃の機会を伺う戦術を取りました。
すると、正直我々コーチ陣も驚くほど落ち着いたゲーム運びが出来ていて、相手の攻撃を尽く受け止めマイボールになると空いている選手が見えているのか、ポゼッションも高く「大人な」ゲームを演じてくれました。
危なげなく初戦を制し、勢いに乗りたい2試合目は強豪の主催チームとの対戦。
相手の早いプレッシングに悩まされ、なかなか思うようにボールを保持することができず、終わってみれば2-3の惜敗でした。
ただ、この試合は最後まで諦めずに2点取ったことに大きな成長を感じるゲームでした。
3試合目は大量得点での勝利を収め、4試合目は奇しくも引き分けに終わり、結果リーグ2位でトーナメントに進みます。
4試合で2失点、ここ最近チームとしてDFは非常によくなった印象です。

トーナメント初戦はリーグで引き分けた相手と決勝を賭けた戦いです。
リーグでの対戦の際は様子を見て守備的な戦術で臨みましたが、この試合では前からのプレッシングの強度を挙げた攻めを意識させゲームに入らせます。
区大会を通じて本当に成長が見られる彼らですが、この大会でも試合を重ねるごとに成長しているのが目に見えて分かります。
特にコーチの指示やアドバイスに応じた戦い方ができるようになったこと、これは個人の能力ではなくチームとしてコミュニケーションを取り、意識の統一が出来ている証拠です。
個人のテクニックが向上する、走るスピードが早くなる、コーチとしてはそれも嬉しいですが、個々のサッカー脳が成熟し、チームとしてサッカーを理解できるようになる、というのがもっとも嬉しいことです。
終始ゲームを支配したものの残念ながら結果は0-0の引き分けの末、PK戦で敗戦にはなりましたが、下を向くことなく3位決定戦へ駒を進めます。

3位決定戦はリーグ戦で唯一の黒星を付けられた主催チームとのリベンジマッチとなりました。
優勝は逃したもののリベンジを果たすというモチベーションをチームから感じられます。
25分1本のこの試合、本当に個々が限界まで全力で走りなんとしても勝つという気持ちが全員から伝わってきます。
25分戦い抜き、見事1-0でリベンジを果たすことに成功!
結果3位という爪痕を残すことができました。

昨日の区大会3位、本日のカップ戦3位という結果を持ち帰った彼らにとって素晴らしい週末になったのではないでしょうか。
残りわずかとなって覚醒したように強くなった彼らを誇りに思うとともに、残りのドラゴンズ生活を充実させてあげられるようコーチ陣も最後まで頑張ろうと思わせてくれる大会でした。

ご招待いただきました山田若竹SCさんの素晴らしい大会運営に感謝申し上げます。

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