本日ドラゴンズのU12の活動は横浜市長杯(U-11)@ハマスタでした。晴天の中という最高のコンディションでサッカーができる喜びをプレイに出して欲しいところ。(昨年はみぞれ混じりのバッドコンディションで凍えながらの試合だったことを思い出します)

緊急事能宣言下ではありますが、慎重な感染対策をしての開催。スタジアムという広いエリアで密が防げる会場なので安心感はあります。

5年生8人に4年生2人にhelpしてもらっての参戦。この連合チームは初めてかも。

相手の実力や出方がわからない新人戦は、指導者には案外難しい采配となります。

不動のCBを欠く中、布陣にも苦慮しますが、出来るだけ慣れたポジションで試合に入って欲しいとの判断から4年のCBにたくして送り出します。

前半。

相手のプレスは早め。早いプレスへの対応力まだまだなのでプレイ判断が遅れるようだと前に運べなくなり押し込まれてしまう展開が訪れるので、それは避けたいと思っていたところ、ロングボールがCBの頭上を越えてヒヤッとします。その後スローインけら左サイドを破られて、中央から決められあえなく失点。ちょっと残念な形ではありますが、持ち込まれて崩されているわけではなくまだまだやれる感じ。ところがカウンター気味に右サイドから持ち込まれたり、フリーキックを直接決められたりして立て続けに失点。(貪欲にボールにアタックする上でのファールはやむをえません。決めた相手を褒めるべき)。なるべく少ない失点で終えたいと考えていましたが、ここはベンチが早めに手を打っておかないと。

布陣をCMF→CB、CB→RB、RB→RMF、RMF→CMFと変えて立て直しを図ります。見事にこたえてくれて、その後はこちらが相手ゴールに何度も迫る勢いを見せてくれました。

ハーフタイム。

この時間を有効に使えるかどうかが試合を大きく左右します。失点はあったものの、こちらも十分戦える力があることを強調(実際そう見えます)。縦にパスを入れるための判断スピードを上げることをメインに後半の巻き返しは可能だとの声かけでベンチで試合を観察していた選手たちをフィールドに送り出します。

勝敗にこだわるよりも選手が戦いの場に出ることで得る成長が最も大きいという考えは揺るぎません。

後半。

大きな崩れもなく、前半以上の戦いを見せてくれています。左サイドでパスをつないでチャンスも作ったり、成長している感じははっきり見て取れます。後半はベンチに下がったヘルプしてくれた4年生CB。上級生との力関係でやられたとの記憶は残したくなかったのでもう一度CBでフィールドへ。卒なくこなしてくれました。

コーナーからもう1失点したものの、フィールドでは大きな破綻まなく進めることができ、スコア以上の善戦だったといえると思います。

GKのスローによる適格なフィードやCFWのあきらめないプレス。CMFの執拗なプレスからのボール奪取。LMFのキープ力。LDFのインターセプト。前から後ろまでこなしたRDFなどなどそれぞれがしっかりとプレイしてくれています。

攻撃の構築にはもう少しがかかりそうですが、大いに可能性を感じさせてくれる試合でした。

自分の頭で考えて、正誤を調整していく機会がサッカーには満載です。

悔しい思いを胸にした選手もいると思います。そういったことを糧に、もう一段上を目指そう。

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