緊急事態宣言が明けた後も、5年生は6年生の試合への助っ人参加、ケガの影響などがあり、試合を組むこともままならない日々が続いていました。

その間、トレーニングに励みつつ、普段と違った刺激を与える意味も込めて、Jリーグの試合をスタジアムで観戦しました。歴史的大差の試合では前線からのプレッシング、切替の早さ、オフザボールの重要性を学びました。別の試合では、日本サッカー界のレジェンドたちのオーラの強さを学び、そして興奮しました。(主にコーチ、親御さん)

成長期も重なり、まだ万全とは言えない状態の選手もいますが、久々の5年生主体の対外試合。

たまがわSCさんにお誘いいただき、梨花SCさん、ドラゴンズの3チームで交流試合(15分一本×6試合)を実施しました。

この日は5年生に加えて、3年生が1名参戦してくれました。

3年生の体格の差を勝手ながら心配していましたが、心配無用。常に足を動かし予測して相手より早く動くことで、体格の差を見事に埋めるどころか、効果的なパスを繰り出し、ときには自らディフェンスラインの背後に飛び出すことで決定機を何度も作り、試合を支配していたと言っても過言ではないほどの活躍でした。ゴールも決め(おそらくこの日の得点王!)素晴らしい活躍でした。今後の成長が楽しみです!

5年生も負けじと難しいピッチコンディションにも徐々に慣れていき、これまで培った止める・蹴る・外すの基本技術をベースに、大半の時間を相手陣内に押し込んだ状態で試合を進めていました。結果、全ての試合を無失点に抑え、負けなしです!

決定機をトータル7点分くらい外したことについては今後の課題として、久々の対外試合で各選手の成長が見られ、また楽しくプレーしている姿をみて、コーチとしても嬉しく思いました。

ちょっと話は変わり、この試合の前日、JFA全日本U-12サッカー選手権 神奈川県大会の決勝がテレビで放送されていました。

試合もさることながら、印象的だったのは優勝した川崎フロンターレU12の試合後選手インタビュー。試合中に起きた事象やゴールまでの一連のプレーをしっかりと言語化し、インタビューに応じていました。

おそらくチームとして日頃からこの言語化を求められている思いますが、言語化することでチームのメンバーとプレーを共有し、自身の求めることを他の選手やコーチに対し、具体的に伝えることができます。

5年生ともなると、しっかりと伝えられるようになりますね。先日の練習時に左サイドでボールを持った選手が縦が空いているにも関わらず、そのスペースを使わずに中の選手にパスを通そうとしました。結果はカットされ、カウンターを受けたので、

「なんで縦じゃなくてパスを選択したの?」

と聞いたところ、

「縦に行っても左足で蹴ることになるし、奥の選手がフリーだったし、通ればチャンスになると思い、強いボールを蹴ったけどダメだった。」

と思いの外(失礼!)、よく見えており、そして考えていました。

この日の試合でも言葉を引き出そうと聞いてみましたが、選手たちの記憶はすごいですね。細かく選手の位置や状況を覚えており、その説明もしっかりできます。

相手選手から激しくチャージされたシーンの回想は特に鮮明です(笑)

言語化は中学生以降になっても必要になりますし、ひいてはサッカー以外のことに関しても大いに役に立つと思いますので、今後もうまく言葉を引き出して成長を促していきたいと思います。

親御様におかれましては、この日もサポートいただきありがとうございます。

引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

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