横浜市上位10チームが集結し、凌ぎを削るSリーグ。

Sリーグ残り2枠を懸けて、決勝トーナメント2回戦(ベスト16)で敗れた8チームがトーナメント方式で争います。

上位2チームがSリーグに参入するレギュレーション。

ここまで来たらSリーグで戦いたい!

今大会、これまで6年生のみで戦ってきましたが、なんと一部メンバーが修学旅行と重複。

急遽、5年生4人が加え、10名でこの日の試合に臨みます。

6年生vs5年生の試合では、5年生が勝つことも往々にしてあることから、無問題です!

■参入戦1回戦

1-1

(PK3-1)

難しいピッチもあり、お互いにパスが繋がらず、落ち着かない試合展開。

その中でハイボールを蹴り込まれるシーンが何度かありましたが、5年生キーパーの冷静かつ勇敢な飛び出しにより、ゴールを死守します。

一方攻撃はミドルサードまでボールを運ぶことができますが、アタッキングサードへの侵入はなかなか許してくれないという状況。

単独で侵入しようとするシーンが多かったので、グループで数的優位を作る、数的優位が作れなければやり直す(状況に応じて)。というところを浸透させる必要があると感じました。

前半終了間際、CBがボールと相手との間に体を入れてゴールキックにしようとしたところ、相手に入れ替わられ失点。

守れていただけにもったいない失点ではありましたが、選手にとってはこれも良い教訓。

ピッチの状況、相手のスピード・強さ、場所、時間帯を考えて判断しなければならなかったと、本人も大いに反省していました。

このまま前半終了。

ハーフタイム、点を取り返すこと、そのために守から攻への切り替えの意識と相手両サイドバックの背後を活用することを伝えて後半へ。

後半、右サイドからパスを受けた5年生のCMFがスルスルとドリブルで抜け出し、最後はキーパーの位置をみて冷静に流し込み同点ゴール!

難しいピッチもなんのその、そして相手のスキを見逃さず、状況を見極めながらボールを運んだ素晴らしいゴールでした。

この後も中盤の攻防が続き、お互いに得点を奪うことができずPK戦へ。

先行ドラゴンズ、1人目は冷静に決めます。

後攻1人目、キーパーが手を叩き、そして大きく手を広げて相手にプレッシャーを与えます。

そのプレッシャーが効いたか、ボールはポストを叩きノーゴール。

ドラゴンズ2人目、3人目も落ち着いてコースを狙い、ドラゴンズは3人全員成功で初戦突破!

決着直後、キーパーの勝利の舞も見られました(笑)

5年生も臆することなく実力を存分に発揮し、即席ながらOneチームとして戦うことができましたね。

■Sリーグ参入決定戦

0-5

試合開始直後から相手の「ラン&ガン」に対し、ドラゴンズの攻撃はほぼ無力化、

ほぼハーフコートを試合を進められ、前半4失点。

後半も押し込まれる時間が続きますが、5年生キーパーが1対1を防いだり、

フィールドプレーヤもこのままでは終われないと必死に球際で戦い、追加点は許しません。

終了間際に1点は奪われましたが、後半、ディフェンス面ではしっかりと戦えており、結果シュートをほとんど打たせなかったと思います。

オフェンス面について、不規則にバウンドをするので、どうしてもトラップに時間がかかる。

そのうえ相手の出足が早いとなると、なかなか自分たちのやりたいことができないのはある程度致し方ない面もあります。

ただ、基本技術のある選手たちなので、ちょっとしたきっかけで、できないことができるようになると考えています。

「ボールを受ける前に見る」「プレスがかかりにくい立ち位置をとる」「体の向き」「相手の矢印に真向勝負しない」あたり、継続して意識付けしていきたいと思います。

5年生は急な参加となりましたが、臆することなくプレーしていました。

今の6年生も昨年度一学年上の試合に帯同させてもらったことで、成長に繋がっています。

5年生にもこの経験を活かしてもらい、今後の成長に繋げてほしいと思います。

ドラゴンズU12の市大会前期はこの日で終了。

最終的にはSリーグ参入決定戦まで進み、結果は横浜市ベスト12。

Iコーチと大会開幕前日に約束した「決勝トーナメント進出」以上の好成績を収めることができました。

大会初戦で強豪(直前の大会で大敗したチーム)を撃破し勢いに乗り、ブロック最強の相手に前半押し込みながら最後は敗れはしたものの、堂々たる戦いぶりで自信を得ました。

決勝トーナメントが見えてきた試合で、2試合連続で先制される苦しい展開。しかしながら、後半の逆転劇、起死回生の同点ゴールで勝ち点を掴み、ブロック予選最終日は強豪の風格すら漂う安定した試合内容で2連勝しブロック2位。

決勝トーナメント1回戦、押し込まれながら苦しい試合を制して見事突破。

2回戦では県内屈指の実力をまざまざと見せつけられながらも必死に食らいつき、参入戦1回戦はU12の総合力でPK戦勝利、参入決定戦は相手のハイプレスになすすべなく悔しい思い。

「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にするスポーツ」という言葉がありますが、大会を通じて日に日にたくましくなる選手たちをみると、まさにこの言葉通りだと思いました。

何よりも大会終盤は試合中にヒモを結び直す選手がいなくなりましたね(笑)

市大会後期は1部リーグで戦うことが予定されています。

今大会でできたことをさらに伸ばし、課題とも向き合いながら、歩みを進めていきましょう!

横浜サッカー協会の方々にはこの場を借りて改めて御礼申し上げます。

(試合ごとに各審判対して丁寧にお礼をしてくださり、本当にありがたく思います。)

また、対戦いただいたチームの皆様、今後も交流のほどよろしくお願いいたします。

親御さまにおかれましては、連戦にも関わらず、ビデオ撮影、選手の体調管理、試合への帯同など、本当にありがとうございます。

選手たちの成長とドラゴンズの発展に向けて、引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします!

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