横浜市春季少年サッカー大会決勝トーナメント。
負ければ終わりの一発勝負。1試合でも多く試合をしたいとの思いで、6年生全員で試合に臨みました。
■決勝トーナメント1回戦
1-0
予選ブロックを1位で突破した強豪との対戦。
序盤から押し込まれながら、奪ったボールをセンターフォワードのスピードで押し返すという構図が続きました。
苦しい時間帯が続いていましたが、前半途中、ファールスローで相手選手の動きが止まったその瞬間を見逃さず、左MFがクイックリスタート。
これにセンターフォワードが反応。DFの裏に抜け出し、最後はキーパーまでかわして貴重な先制点を奪います!
クイックリスタートは素晴らしい判断でした。
後半も前線でボールをほとんど収めることができず、守備に追われる時間が続きますが、DFやGKが最後まで冷静に対応。虎の子の1点を守り切り、見事1回戦勝利!
このレベルになると自分たちが目指すパスサッカーをなかなかやらせてもらえませんが、一点を守り切る。
こういう痺れる試合もよい経験ですね。
これで横浜市ベスト16です!
■決勝トーナメント2回戦
0-6
優勝候補との一戦。
試合前に相手ユニフォームの袖口にある「神奈川」の文字を見て、ひとり気持ちが高ぶっていました(笑)
神奈川県を代表するチームに対し、選手たちがどこまで戦えるか、本当に楽しみな一戦です。
試合は想定していた通り、序盤から猛攻を仕掛けられますが、ブロックを作り中央を固めることでギリギリではありますが、ゴールを許しません。
攻撃はボールを奪って前線やサイドに預けるも、パスが渡った瞬間すぐに寄せられ、満員電車のサラリーマンのごとく、自由を与えてくれません。
相手選手はこちらのプレスを簡単にいなし、ここぞとばかりに鋭い縦パスやサイドチェンジ。
組織の中で個を活かすことができており、出し手・受け手の関係性だけではなく、三人目以降も連動しているのでマークが掴めない。
ボールを持って考えるのではなく、ボールが来る前に一手二手先を考えながらプレーし、判断・
選択したプレーがダメならキャンセルもできる。
判断が早い中で技術も正確なのでボールを失わない。失っても切り替えが早く、即時奪回できる。
あまりのレベルの高さに、「日本サッカーの未来は明るいなー」と思いながら見ていたのが正直なところです。
ドラゴンズも負けておらず、このチームに10分くらい無失点で耐えたでしょうか。
前半の無失点が見えてきた矢先、相手DFから逆サイドへのロングフィードで1対1の状況を作られ、そのままドリブル突破を許し失点。
対角が見えているだけでなく、そこにパスを通せるパワーとキックの正確性。それを正確に止めて、ゴールに結びつける。本当にすごすぎます。(語彙力)
その後2失点し、前半は0-3で折り返し。
後半も3失点はしましたが、徐々に相手に慣れ始め、いつものプレーも時折垣間見られるようになりました。
選手たちの順応力は素晴らしいですね。
個だけでなく、組織としての実力差もありました。
試合後選手たちは「ここまで強いとは思わなかった」「レベチ」との感想を漏らしていました。一方で通用したところもあったと感じたようです。
育成年代にトップレベルのチームとのガチ試合を体験できたことは本当に貴重な経験だと思いますし、この経験が選手たちの成長に大きく寄与することと思います。
市大会前期の最終成績はブロック2位、横浜市ベスト16。
本当に立派な成績で、選手たちを誇りに思います。
が、実はまだ戦いは終わっていません!Sリーグへの参入戦がまだ残っています!
参入戦2試合勝てば、後期は最上位(横浜市上位10チーム)のSリーグで戦うことができるのです。
(上位リーグに慣れていないコーチ陣、実は参入戦のことを完全に見逃しており、別コーチの指摘を受け、帰路の電車内で情報を漁り、必死に事実確認を行いました(笑))
参入戦も強豪との戦いとなりますが、全力、そして「ネバーギブアップ」の精神で戦い抜き、さらなる成長の糧としたいですね。
引き続きご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※3枚目の写真はクールダウンのだるまさんがころんだです。